スーパーカブ110(JA07)の修理依頼がありました。
エンジンの始動不良です。
セルボタンを押すと、”カチカチ”と音がするだけで、クランキングしません。
先日のフォルツァZと同じです。
カブはキックがあるので、キックすると問題なく始動します。
セルモーターを分解してみました。

セルモーター内部の永久磁石が破損していました。
永久磁石の接着が剥がれています。

セルモーターのケース内部が錆びています。
ケース内に水が侵入した様です。
車両の走行距離は2万km弱で、お客様は毎日通勤に使用しています。
丁寧にお乗りですが、保証期間は過ぎています。
ブラシが消耗する前に本体が壊れてしまうのはJapan品質とは思えません。
ホンダには気づいたことをレポートする制度があります。
製品の不具合などをホンダに報告します。
同じ様な報告が重なれば、リコールや改善対策につながります。
今回の件も報告します。